婚前契約書

婚前契約書

2015年06月18日(木)12:42 PM

皆さん、こんにちは。
また、久しぶりのブログになってしましました。

今日は、婚前契約書について説明します。

婚前契約書とは、男女が結婚する前にいろいろな約束事をあらかじめ定めておいて、後々の紛争予防に役立てるための契約書です。
日本においては、まだまだ認知度は低いですが、テレビなどのメディアで、芸能人が婚前契約書を作成しましたなどの芸能ニュースが流れたりして、徐々に知れ渡ってきています。

しかし、婚前契約書と聞いても漠然としたイメージは湧くかもしれませんが、具体的な内容について知っている方は非常に少ないと思われます。

婚前契約書に記載する内容は、生活場所、家事分担、財産、生活費、子供の教育や離婚についてなど多岐にわたります。これらの事項を夫婦(になろうとする人)で考え、契約書にまとめていくのです。
この内容を吟味する作業により、お互いの考えや価値観がより分かり、相互理解が深まるという声もよく聞きます。

また、この婚前契約書を公正証書にしたいというお問合せもありますが、公正証書にするには、内容を若干ソフトにする必要があります。
例えば、浮気や不倫に対する慰謝料や将来の離婚に関する取り決めなどは、公正証書化することが難しい場合があります。
ですので、詳細に契約書に記載したい場合は、公正証書にせず、通常の契約書として作成する。若しくは、私署証書認証や宣誓認証という方法に切り替えるという方法もあります。

私署証書認証は、この書類は署名した人たちで作りましたよ、ということを公証人が証明するものです。
将来、万が一、離婚ということになった場合でも、そんな約束はしていないということを相手方に主張させない効果を発揮します。

宣誓認証は、作成の真正とともに内容の正確性まで公証人が証明するものです。
ですので、法的な効力としては、より強力といえるでしょう。

ひとえに婚前契約書といっても、様々な作成方法がありますので、少しでも気になった方はお気軽に当事務所にご相談ください。

では。

行政書士名古屋森法務事務所
代表 行政書士 森 俊樹

 



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