エンディングノート

エンディングノート

2014年12月10日(水)11:44 AM

皆さん、こんにちは。

今日は、巷で流行りのエンディングノートについて説明します。

今、本屋に行くと、色々な種類のエンディングノートが、これでもかと売られていますね(笑)。
あと、各種セミナーに行くと、エンディングノートがもらえますということもよくあります。

ここで、エンディングノートとは何?という疑問が湧く方もいるのではないでしょうか。
エンディングノートは、自分の死後の財産の分け方や、葬儀の仕方、供養の方法、延命治療の要望の可否など、自由にいろいろなことを書き連ねるノートです。

便利なノートですね。
さて、財産の分け方というと、遺言書とどう違うの?ということを説明しなければなりません。

一番の違いにして、決定的な違いは、遺言書には法的効力がありますが、エンディングノートにはそれがない!ということです。

簡単に言いますと、書かれた内容がその通りになるかどうかです。
エンディングノートに、遺産の分配方法を記載しても、法的効力がないので、残された相続人が、亡くなった方の意思を汲んで、自主的にその通りにしようと、合意しない限り、エンディングノートは無意味になります。

実効性をもたせるには、遺言書を作る必要があります。

ですので、エンディングノートを作ったから遺言書はいらない、という考えは大間違いです。

じゃあ、エンディングノートを作る意味はないの?という質問が飛んできそうですね(笑)。
もちろん、利点もあります。
エンディングノートは、特に決まりがないので、自由に内容を決められますし、形式も自由です。
ですので、パソコンで作っても大丈夫ですし、ご自分の手帳なんかに記載してもいいかもしれません。

エンディングノートを書いて、考えをまとめてから、遺言書を作るという方法も有益かもしれません。
最初は、自由に思うが儘に想いや希望を書いてもらって、それをもとに、遺言書を作るのです。

遺言書にも、財産の分配だけでなく、付言事項として、家族への想いなども記載できますから、一度ご相談されてもいいですね。

では、今日はこの辺で。

行政書士名古屋森法務事務所
代表 行政書士 森俊樹



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